今までは、Good Times Inkの壁に飾っていた写真は彫師の技術とセンスがよく分かるような、一つ一つの作品をはっきり見えるカラー写真でした。
そんな写真でもいいけど、写真好きな僕としては、スタジオの壁は、作品のギャラリーより、タトゥーを入れているお客様の格好良さや人格が伝わる、「お客様ギャラリー」にしたいです。
それで、お客様の格好いい白黒写真が少しずつ増えてきました。
ギャラリーの話している時、二代目彫日出に「ペアタトゥーの写真欲しいね」 と言った2、3日後に「以前投稿した漢字タトゥーのブログを読んで、ペアで漢字タトゥーを入れたい」とオースラリアの方から問い合わせがありました。
こちらの記事です:
[linkbox link=”https://goodtimesink.jp/en/2019/03/07/getting-a-kanji-japanese-calligraphy-tattoo-in-japan/” src=”alignnone wp-image-3890″ src=”http://goodtimesink.jp/en/wp-content/uploads/2019/03/Fuda-tattoo-3-300×300.jpg” title=”Getting a Kanji Tattoo in Japan” description=”This blog post goes into detail about kanji tattoos”]
嬉しい注文です
現れたお客様は、二十代前半の夫婦で、お子様二人を親に預けて、初めての海外旅行で日本に来ました。
その日の午後には大阪を発ち、オーストラリアに帰る予定でした。
日本は食べ物が美味しくてとても楽しかったけど、早くお子さんに会いたくて、ホームシックもちらっと 、
ほっこりする可愛いお二人でした。
タトゥーの話に移ると、
2人が手を繋いだ時に見える
「愛」の漢字を手に入れたい。
大きさと位置を決めるのに、2人は何度も仲良く手を繋いで確認しました。
2人ともファーストタトゥー でした。
奥さんの方は痛みをとても心配してました。
旦那さんが先に施術している間、奥さんはじーっと旦那さんの顔を伺って、痛みのヒントになるような反応を探していました。
でも、旦那さんは無表情のまま施術が終わりました。
「痛かった?」と心配そうに問う妻に対して、
「大したモンじゃないよ」
次は奥さん
準備が整って、ベッドに横たわる奥さんに、二代目が「Ready?」
と声をかけると
「NO!」
それから、恥ずかしそうに笑って
「OK」
施術を開始すると、「Owww!」と叫んだが、
1分ぐらいすると、 顔をブースの壁側に向け、目を瞑って黙々と痛みを堪えました。
小さなタトゥーでしたので、30分ぐらいで完成しました。
「OK. We’re done.」と二代目
大きなため息で 「良かった!」とホッとした表情で奥さんが「愛」を眺めた。
「よく我慢したね。」主人が優しく声をかけた。
「あなた嘘つきよ!めっちゃ痛かった。でも途中で止めれないし。」
起き上がって、真っ先に2人が手を繋いでみて、痛みを忘れて「They’re perfect!」と歓声。
「Perfect!」
外国人がよく言ってくれる、僕の大好きな言葉です。
「さあ、写真を撮りましょう。」
2人が仲良く手を繋いでいるところ何枚も写真を撮りました。
この仲良しお父さんとお母さんに育てられる2人の子供は幸せだろうな。
いつまでも仲良く、幸せでいて下さい。
いい写真が撮れました。Thank you!
ジャック アマノ