Sake tattoos by Horinori
スタジオがバタバタしていて、ブログをサボっています。
そのバタバタの一つの原因は、Good Times Inkがアメ村のスタジオをオープンしてから、毎日のように外国人の飛び込みや問い合わせが殺到しています。嬉しい悲鳴です。
観光のために日本に来られている方が目立ちます。
江戸時代から続く日本独特の和彫りが世界的に有名になって、
気づいていない日本人は多いけど、
世界から見て、日本はタトゥーの聖地になっています。
「Japanでtattooを入れたい」
夫婦や親子が一緒にタトゥーを入れに来る事が多いです。
観光客には色んなタトゥーの入れ方がありますが、最近一番人気の注文はsouvenir tattoo(スーベニアタトゥー)です。
それで、今回の投稿はそのsouvenir tattooを取り上げることにしました。
Souvenir tattooとは
Souvenir tattooは旅の思い出やお土産のために入れるタトゥーのことです。
米週刊誌ニューズウィークの調査によると、イタリアの回答者の48%は一つ以上のタトゥーを入れている。2位がスウェーデンの47%。3位は46%のアメリカ。
人口の約半分がタトゥーを入れていると、日本人とタトゥーを入れる感覚も全然違います。
「日本の思い出に何か入れたい」、
毎日のように聞くフレーズ。
Souvenir tattoos from Good Times Ink
デザインを既に決めている方もいれば、こちらからの提案を求める方もいます。
和彫りや日本のモチーフも人気ですが、日本の彫師の技術のレベルの高さが外国人の間で評判になっているので、日本に全く関係のないデザインの注文も少なくないです。
今の季節は「チェリーブロッソム」、桜が女性に人気です。
Souvenir tattooのお客様は来店してすぐに、袖をめくったり、シャツを脱いだり、
「これは、バンコク」、
「これは、アムステルダム」、
と、これまで入れてきたタトゥーを嬉しそうに披露してくれます。
その一つ一つに、入れた国の思い出がこもっています。
その国々で起きたハプニングを語ってくれます。
誰でも、旅先で写真を撮ったりしますが、一度SNSアップすると、スマホにしまい、それから家族や友人に見せることは少ないでしょう。
しかし、思い出が身体に刻まれていると、スマホが壊れても、スマホの時代が終わっても、いつまでも素敵な旅の思い出が身近にあります。
その国で経験したこと、
タトゥー ショップの雰囲気、
アーティストとの会話、
大切な思い出が蘇ります。
それと、自分が思い出すだけではなく、友人や家族との話の中で、
「これ、どこで入れたの?」
と、会話が弾みます。
そう考えると、souvenir tattooって素敵なタトゥー の入れ方ですね。
Wave tattoo from Good Times Ink
観光客が、日本の思い出のタトゥーを入れるお店として、Good Times Inkを選んでくれることは光栄です。
彼らが、スタジオを離れて、日本を離れても、Good Times Inkのアーティストの作品が広い世の中に出て行きます。
そのタトゥーが、世界各地でGood Times Inkの代表作になり、日本のタトゥーの代表にもなります。
日本に来たことのない人たちが、そのタトゥーを見て、日本の彫師のセンスや技量を見ているので、責任が重大です。
どんな小さいタトゥーでも、キレに彫りたい。
Totoro tattoo by Horinari
そして、そのお客様にとっては、Good Times Inkがある意味で、日本のタトゥーショップの代表になりますので、お客様を気持ち良くもてなすことは大切です。
日本でタトゥーを入れたexperienceを最高のものにしてあげたい。
日本を離れてから、そのお客様が、違う国のタトゥーショップで、日本で入れたタトゥーを嬉しそうに披露して、Good Times Inkの良い思い出を語ることを願っています。
そして、お客様のたくさんのタトゥーの中で、日本のGood Times Inkのアーティストの作品がいつまでも、自慢のfavorite tattooになるように、
もう一度、日本に行きたい、
もう一度、大阪のあの格好良いスタジオに行きたい、と思ってくれるように、
精一杯努力しています。
ジャック アマノ