
こんにちは、GOOD TIMES INKです!
あなたはネオトラディショナルタトゥーというジャンルをご存知ですか?
“一般的”には、アメリカントラディショナルの要素を受け継ぎながら、より現代的な色彩や陰影、デザイン的な複雑さを取り入れたタトゥースタイルのことだと言われています。
ただ、これはあくまで一般論であって、人それぞれ独自の見解があるのがネオトラディショナル。(以下ネオトラ)
そこで今回は、そんなネオトラに軽く触れながら当店のToday’s Flashからネオトラ“風”の作品を紹介していきます。
目次
#6 マーメイドタトゥー
個人的にネオトラたらしめる要素を一言で言うと、クラシック+モダンだと思っています。
大胆なアウトラインや鮮やかなカラーリングといった“トラディショナル”の特徴をベースにしつつ、より繊細な描写や色の階調、構図の発展などが加わっているのが大きな特徴の一つだと思います。

このマーメイドタトゥーは、当店のアーティスト彫竜の作品。
かなりトラディショナル寄りのデザインですが、身体に陰を描いて立体感を演出しており、これがネオトラっぽい表現になっていますよね。
なお、ネオトラと混同されがちなジャンルとして、上記のような「ニュースクール」が挙げられます。
ニュースクールは、よりコミカルでポップな雰囲気や鮮やかなカラーワークが特徴で、アニメやキャラクターなど自由度の高いモチーフが多いジャンルです。
月刊タトゥーハイライト10月号ではニュースクールにも触れていますので、是非ご覧ください。
#7 地球儀タトゥー
この地球儀タトゥーは、ほぼトラディショナルタトゥーですが、現代的な表現技法が用いられているためご紹介。

地球儀の大陸部分に陰影を加え、立体感を表現しているのが分かりますか?
アメトラではこのような表現は少なく、通常は塗りつぶしが主体です。
また、ブラウンを基調としたカラーワークもモダンな印象を与えています。
こちらは当店の彫日向による作品です。
彫日向のその他の作品もInstagramで公開中なので、ぜひご覧ください。
月刊タトゥーハイライト12月号まとめ
今回は、ネオトラに軽く触れながら今月の作品を紹介しました。
ただ、あくまでかなり定義の広いジャンルになりますので、個人の見解に委ねる部分が大半を占めてきます。
様々なタトゥー作品を観て、自分なりの解釈を持つきっかけになれば幸いです!