2019.3.23 タトゥー

夫婦のペアタトゥー|ファーストタトゥー|Pair tattoo

今までは、Good Times Inkの壁に飾っていた写真は彫師の技術とセンスがよく分かるような、一つ一つの作品をはっきり見えるカラー写真でした。

そんな写真でもいいけど、写真好きな僕としては、スタジオの壁は、作品のギャラリーより、タトゥーを入れているお客様の格好良さや人格が伝わる、「お客様ギャラリー」にしたいです。

それで、お客様の格好いい白黒写真が少しずつ増えてきました。

ギャラリーの話している時、二代目彫日出に「ペアタトゥーの写真欲しいね」 と言った2、3日後に「以前投稿した漢字タトゥーのブログを読んで、ペアで漢字タトゥーを入れたい」とオースラリアの方から問い合わせがありました。

 

こちらの記事です:

 

嬉しい注文です

 

現れたお客様は、二十代前半の夫婦で、お子様二人を親に預けて、初めての海外旅行で日本に来ました。

その日の午後には大阪を発ち、オーストラリアに帰る予定でした。

日本は食べ物が美味しくてとても楽しかったけど、早くお子さんに会いたくて、ホームシックもちらっと 、

 

ほっこりする可愛いお二人でした。

 

タトゥーの話に移ると、

2人が手を繋いだ時に見える

「愛」の漢字を手に入れたい。

大きさと位置を決めるのに、2人は何度も仲良く手を繋いで確認しました。

 

2人ともファーストタトゥー でした。

 

奥さんの方は痛みをとても心配してました。

旦那さんが先に施術している間、奥さんはじーっと旦那さんの顔を伺って、痛みのヒントになるような反応を探していました。

でも、旦那さんは無表情のまま施術が終わりました。

「痛かった?」と心配そうに問う妻に対して、

「大したモンじゃないよ」

 

次は奥さん

準備が整って、ベッドに横たわる奥さんに、二代目が「Ready?」

と声をかけると

「NO!」

それから、恥ずかしそうに笑って

「OK」

 

施術を開始すると、「Owww!」と叫んだが、

1分ぐらいすると、 顔をブースの壁側に向け、目を瞑って黙々と痛みを堪えました。

小さなタトゥーでしたので、30分ぐらいで完成しました。

 

「OK. We’re done.」と二代目

 

大きなため息で 「良かった!」とホッとした表情で奥さんが「愛」を眺めた。

「よく我慢したね。」主人が優しく声をかけた。

「あなた嘘つきよ!めっちゃ痛かった。でも途中で止めれないし。」

起き上がって、真っ先に2人が手を繋いでみて、痛みを忘れて「They’re perfect!」と歓声。

 

「Perfect!」

外国人がよく言ってくれる、僕の大好きな言葉です。

「さあ、写真を撮りましょう。」

2人が仲良く手を繋いでいるところ何枚も写真を撮りました。

この仲良しお父さんとお母さんに育てられる2人の子供は幸せだろうな。

 

いつまでも仲良く、幸せでいて下さい。

いい写真が撮れました。Thank you!

ジャック アマノ